日本通運が水に濡れたり、ネズミにかじられた備蓄米を隠蔽して出荷していたことがわかりました。
近年、「日本は食べられる食糧を捨てすぎている」という問題もありますが、どうなのでしょうか。
事件の概要
政府は、災害など緊急時に使う米を備蓄米として日通の倉庫などにおよそ100万トン保管している。問題があったのは、広島の日通の倉庫に保管していた国産の玄米およそ8000キロ分。
農水省によると、日通はネズミがかじったり糞(ふん)がついたりしていた袋をひそかに新しい袋に取り換えていたという。また、袋が水にぬれた米の一部はエサ用の米として出荷していた。
NNNより引用
紙製の米袋が雨漏りによって濡れていたが、報告をせずに新しい袋に入れ替えていたようです。
糞がついていたとなると、菌の繁殖など不安があります。
隠蔽の可能性?!
出典:NNN
汚れた袋を取り替えただけでなく、偽造した検査証明印まで押印していたというのです。
非常時の供給用として政府が備蓄する米の保管を請け負う日本通運(本社・東京)が、水ぬれやネズミの被害に遭った米袋をひそかに取り換え、一部を出荷していたことがわかった。新しい米袋には偽造した検査証明印を押印していたといい、農林水産省が農産物検査法違反の可能性があるとして調べている。
朝日新聞より引用
このことを隠蔽するための、必死の策だったのでしょうか。
米を食べる動物とは?
袋が水にぬれた米の一部をエサ用として出荷していたようですが、一体どの動物のエサになるのでしょう。
調べてみたところ特定はされていませんでしたが、米をエサとして食べるのは鳥類が主なようです。
水に濡れたくらいなら食べられるとは思いますが、いい気はしませんね。
動物ならいいだろうということなのでしょうか。
日通の対応は?
出典:NNN
三菱商事を通じて農水省から管理を請け負っていたようですが、今後の対応はどうなのでしょうか。
日通によると、保管してあった全量43,854袋 (1,316トン)を全て焼却処分するようです。
ネズミにかじられ、糞もついていたとなると、やはり処分するしかないのでしょうか。
飢餓に苦しむ国がある中、日本の食糧処分が問題視されている昨今ですが衛生管理上どうすることもできないのですね・・・。
日本通運HPに今回の件について記載があったので、気になる方はご覧ください。
→こちら
ネットの反応
相当悪質な行為。
日通とも有ろう有名会社がよくやる!。
日通はその名に恥じぬよう会社の体質を改めるべきだ。
でなけれな競合他社に商機を奪われ没落の道を辿ることに・・NNNより引用
卑しい一部の人間がいますので、日本では食品偽装が無くなることはありません。
NNNより引用
会社を守るための対応は致し方ないですが、どうしても食糧の大量処分は無視できない部分でもあります。