ふるき産婦人科 無痛分娩は安全?ミスの原因は?子を亡くした遺族の想い。過失はあったのか

2011年に無痛分娩をした際に適切な治療を怠り娘を失った事故で、賠償を求めていた家族とふるき産婦人科の医師が和解した様です。

約8年もの間、娘さんをなくした家族は必死に戦っていたのですね。

病院側は長い間、過失と障害の関係を否定していましたが、認めたということなのでしょうか。

スポンサーリンク

事故の概要

麻酔を使って出産の痛みを和らげる「無痛分娩(ぶんべん)」で生まれた長女が重度の脳障害を負ったのは、医師の不適切な処置が原因だったとして、両親が京都府京田辺市の「ふるき産婦人科」(休院)と、担当した男性院長に計約1億円の損害賠償を求めた訴訟が、大阪高裁で和解した。病院側が5840万円を支払う。

和解は昨年12月7日付。和解金7400万円のうち、既に支給された補償金を除いた金額を病院側が支払う。障害を負ったことについて、病院側が「厳粛に受け止め、遺憾の意を表す」との内容も盛り込まれた。

毎日新聞より引用

出産は他を頼るわけにもいかないですし、出産をする病院を信じることしかできません。

にも関わらず、信頼していた病院がミスを犯し、待ち望んだ我が子に影響が出てしまうことは母親からすれば耐えがたい事実でしょう。

しかも無痛分娩を勧めてきたのは病院側だった様です。

恐らく病院側も、母体のことを思い判断したと思いますし、ミスを犯したかったわけでは無いと思います。

生まれた子に障害が残ってしまうことも、家族だけではなく病院側も辛いと思います。

ふるき産婦人科とは?

今は休院している産婦人科ですが、どの様なところなのか調べて見ました。

出典:ふるき産婦人科HP

住所:京都府京田辺市河原北口42-3

診療:産科 産婦人科 婦人科

開業:1996年

医師は古木 和彦さんです。

出典:ふるき産婦人科HP

とても優しそうな方ですよね。

誰も出産時のミスを望まないだけに、この様な結果になったことも心が痛みます。

開業以来、ずっと無痛分娩に力を入れていたそうです。

出産をする母親のことや生まれてくる子のことなど、色々な思いで勉強されてきたのでしょう。

出典:ふるき産婦人科HP

サポートなどもされていた様で、写真からはアットホームな雰囲気が伺えます。

同じ病院で出産してきた人たちも気持ちは複雑かもしれませんね。

スポンサーリンク

障害が残った理由とは?

どのような過程で、生まれてくる子に障害が残ったのでしょうか。

経緯を見ていきます。

医師から「血圧が高いから無痛がいい」と無痛分娩を勧められる → 無痛分娩で異変が起きても決して苦情を言わないとする趣旨の承諾書に同意 リスクの有無などについて説明は無し → 脊髄(せきずい)近くに麻酔薬を投入 → 子宮収縮剤を投与 → 4回にわたる吸引分娩で出産できず → 帝王切開 → 出産

言葉が出ません・・・。

この事故での院長の過失は子宮収縮剤の量が通常より多かったことなどで注意義務違反があったと認められました。

最初は院長も「このことと子に障害が出たことに関係性はない」と認めていませんでした。

障害が残ったことは誰もが認めたくはないでしょう。

しかし過失が裁判で認められた以上は、今後の治療に関しても見直していくべきですね。

スポンサーリンク

母の思い

出産をしてきた女性やこれから出産の予定がある人などは、思うことも大きいでしょう。

他人事にはできない事故です。

生まれた子は3才で亡くなりました。

母親は多くの思いを乗り越えてきたと思いますが、提訴に踏み切ったわけをこのように話しています。

長女の身に何が起きたのかを知りたかったから

無痛分娩自体は悪くない。ずさんな管理をする医師をきちんと排除できる仕組みをつくってほしい

このように訴えています。

異変が起きたあの日から我が子に何が起こったのか知りたいと思う気持ちは、当たり前のことですよね。

約1億円の賠償を求め、病院側が5840万円を支払うことで和解していますが、愛する我が子が戻ることはありません。

無痛分娩とは

ほとんどの方が経験したことがない痛みだとは思いますが、出産時の痛みは想像を絶するものです。

男性の方は耐えられないともよく言われますよね。

痛みは手の指を切断したほどと例えられます。

想像ができませんよね・・・。

無痛分娩は、その痛みを麻酔薬を使ってやわらげる効果があります。

普段の生理痛と同じくらいにまでできるのだとか。

産後回復も早く、仕事に復帰したい人なども選択する人が多いです。

海外では7割ほどの女性が無痛分娩で出産しますが、日本はまだまだ1割程度です。

過去には無痛分娩で死亡事故や植物状態で動けなくなったなどの例があるため、慎重に選択しなければいけませんね。

スポンサーリンク

ネットの反応

娘さんが亡くなられた事は残念でお悔やみ申し上げます。
しかし記事だけでは医師の過失が全く分かりません。反省して欲しいとか言っておきながら、何が起きたのかを知りたいと、事実関係もわかっていないのに批判するのはどうかと思います。
事実を知りたいだけなら裁判をするのではなく、4年前に法制化された医療事故調査制度を使えばいい事です。お金が欲しいと思われても仕方がありません。
医療の発達した現代では、無事に産まれてくるが普通です。しかし100年前は分娩は命がけででした。現代の医学でも普通でない事は多々あり、残念な結果になる事はいくらでもあります。
ただ本当に医師がずさんだったのであれば、医師免許剥奪でいいと思います。

朝日新聞より引用

日本は安全性が高いから、出産のリスクを中々身近に感じられないよね。医療が発達してるから無事に産まれる確率が他国に比べて高いけど、やはり命がけというのは本当で、失敗を全て医師のせいにするのは酷なこと。
だけど医師にとっては何百の内の一件でも、本人達にとってはその一件が全ての出来事だから、心の中では理解してるとしても、怒りや悲しみを感じてしまうのもよく分かる。本人達の気持ちも、医師の大変さも分かるから難しい問題だ。

朝日新聞より引用

医療ミスなのかこの文章からはわかりませんが、どんなに腕の良い医師でも妊婦側に問題があれば100%安全なお産は難しいと思います。

朝日新聞より引用

スポンサーリンク

最後に

様々な意見があると思います。

出産した子に障害が残り亡くなられたことは、本当に残念ですし悔やまれます。

しかし、100%医師側に問題があったのかと問われると、そこも難しいところです。

お互いに辛い時だったでしょう。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする